グラトリとは?
グランド・トリックの略で平地で繰り出すトリック全般の総称。スピン系 、マニュアル系 、プレス系と様々なトリックがあり、これらを組み合わせたコンボなどバリエーションは豊富です。
海外ではグラトリと言わず、ノーズやテールをバター・ナイフのようにしならせて使うことから バター(バタートリック)と呼ばれています。
この違いが重要になります。
グラトリの発祥は日本!世界は?
海外の映像でよく見るのはジャンブ、ジブ(ストリート込)、バックカントリーってところでしょうか?
競技でみてもビッグエア、スロープスタイル、ハーフパイプ、アルペン系です。
以上のことを踏まえても、海外にはグラトリというジャンル、概念が無いことがわかります。
先に記載した通り、海外でグラトリ( グランド・トリック ) と言っても通じません。
それは日本と海外では捉え方が違うからです。
海外では技と技の繋ぎやフリーランでさらっと行う小技的なものがバタートリック。
日本のグラトリはそのバタートリックのみをやる特化型。
※最近はラントリという高速ランの中にグラトリを入れるジャンルもあり
日本のコース規模、地形、様々な条件下で生まれたのがグラトリとなります。
ある意味グラトリは日本のスノーボードにおける文化だと思います。
そして最近ではアジア圏でもグラトリが普及し流行ってます。
グラトリをメインでやりたいなら日本製の板を買う
海外にグラトリと言うジャンルがなく、グラトリは日本特有のジャンル。
柔らかくグラトリしやすい板などはありますが、基本的に海外製のブランドはグラトリを意識した板を作っていないことになります。
海外製の板でグラトリだけをしている人をよく見かけますが、グラトリをメインでやりたい方は日本のグラトリメーカー、もしくはグラトリ用に作られた板を使うことが一番です。
グラトリに適してる板は、プレス系、スピン系、初心者、上級者でも変わってきますが、基本的に柔らかめ(ソフト~ミドルフレックス)で反発が高い板です。
おすすめ!国産グラトリメーカー
011Artistic
グラトリと言ったら011Artistic
キッカーやフリーランもこなすことができるラインナップも揃っているとのことですが、乗っている人はみんなグラトリしてます。
グラトリ以外で使用している人は見たことが無いくらいグラトリ=011Artisticというイメージ。
011Artistic 初心者におすすめ DOUBLE
クセがなくしなやかなDOUBLE。
ソフトなフレックス&トーションバランスでスタイルを出しやすく、弾けるチップは乗り手を選びません。初心者の方にはおすすめの一本です。
RICE28
高回転からプレス系のトリックまで幅広くやりやすいことに加え、板も軽く、反発力もあるため、初心者から中級者まで対応。
RICE28 初心者におすすめRT7
しなやかなのに高反発、反応も良くグリップも良い。
RICE28の中で最も人気なモデルであり初心者が乗れば成長させてくれ るモデルです。
NOVEMBER
国産メーカーで1.2位を争う人気ブランドです。ゲレンデに行けば必ず乗っている人を見ます。
最高の性能を発揮させるために惜しげなくハイクオリティーな素材と技術を投入し、細部に至るまで徹底したこだわりを持つボードブランド。
NOVEMBER 初心者におすすめD4
グラトリ専用に開発されたモデル
NOVEMBERの中で最もソフトなフレックスを持っており、 柔らかいのに高反発、脚力の弱い人でも容易に取り扱うことが可能なのでエントリーモデルとしてもオススメ
上記D4のブラックアウトモデル(デザインが違うだけです)
MOSS SNOWBOARDS
1971年に日本で初めてSNOWBOARDの製作を開始したJAPANパイオニアブランド。長年のプロダクトは全ジャンルに対応できるボードラインナップの多さと、開発力、そのクオリティーが高く評価されている。
MOSS 初心者におすすめCIRCUS(サーカス)
これまでにないボトムシステムを採用した進化系トリックボードcircus。
ノーズ、テール部分に独立キャンバーがあり、マニュアル系のトリックや容易を容易にさせる。
さらに足下にあるキャンバーは中心部をフラットで繋ぎ、キャンバーピークを二つにすることであらゆる体制からの捜査にも対応、それでいてシングルキャンバーのようなパワフルなオーリーも可能になっている。
※補足
今回は各メーカー、グラトリ設計の板が数ある中でも特に初心者の方が乗りやすい板、またゲレンデでグラトラーの方が乗っていてよく見る板を紹介しました。
グラトリ専用の板と言いますが、グラトリしか出来ないわけではないので勘違いしないようにして下さい。あくまでもグラトリがしやすい板です。
グラトリに特化した板でもジャンプもジブもカービングも出来ます。
逆にパイプに特化した硬目の板でも、海外製の板でもグラトリは出来ますが、専用の板に比べるとやりにくいという事です。
上手くなれば道具はなんでも良いなんて言いますが、ジャンルに合わせた道具を使うことで技のやりやすさ、乗りやすさは変わります。
自分がスノーボードで何がしたいか!これに合わせて道具を選んでみて下さい。
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